JALとANA、2024年12月以降の燃油サーチャージ値下げ‥今後の見通しは?
2024年12月~2025年1月発券分の燃油サーチャージを確定
日本航空と全日空は、2024年12月1日発券分から適用する燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を発表しました。
2024年12月1日から2025年1月31日に発券する日本発の海外航空券に適用されます。
一時期1ドル=160円を超す円安に見舞われた外国為替ですが、8月以降為替レートはようやく1ドル=140円台まで円高傾向が進んできました。
その動きが反映され、3段階値下げが発表されましたが、主要渡航先別で見てみると、
・韓国・極東アジア:4,000円→2,500円
・東アジア(韓国とモンゴルを除く):9,200円→6,200円
・北米、欧州、中東:35,000円→25,000円
となっております。
燃油サーチャージは、直近2ヶ月平均のシンガポールケロシン(ジェット燃料)の市況価格を基準としています。
今回の適用基準は、2024年8月から9月の直近2か月平均を基に算出されています。
日本航空の算出基準は、1バレルあたり88.69米ドル、為替換算レートは1ドル=144.88円となっています。
2025年以降も燃油サーチャージは値下がりするか?
外国為替レートは徐々に円高傾向になってきましたが10月中旬現在で1ドル=149円~150円圏内にあり、前出の為替換算レート基準と比べ5円程度円安傾向になっています。
外国為替レートが再び140円台前半の円高傾向にならない限り、来年2月以降は再び燃油サーチャージは値上がりする可能性が高くなります。