JALとANA、2024年8月以降の燃油サーチャージ発表。金額据え置き
2024年8月~9月発券分の燃油サーチャージを確定
日本航空と全日空は、2024年8月1日発券分から適用する燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を発表しました。2024年8月1日から2024年9月30日に発券する日本発の海外航空券に適用されます。
外国為替レートの円安傾向が続いており、燃油サーチャージは高止まりのまま推移しています。
燃油サーチャージは、直近2ヶ月平均のシンガポールケロシン(ジェット燃料)の市況価格を基準としています。
今回の適用基準は、2024年4月から5月の直近2か月平均を基に算出されています。
日本航空の算出基準は、1バレルあたり99.41米ドル、為替換算レートは1ドル=154.78円となっています。
今後、燃油サーチャージは値下がりするか?
イスラエルを中心とした中東情勢の悪化、ドル円金利差の影響による外国為替レートの超円安傾向など、燃油サーチャージの算出基準にとっては不利な環境が続いています。
為替換算レートは6月中旬現在157円台の円安傾向にあり、今後大幅な円高にならない限り値下がりは望めません。
為替換算レートが1ドル=140円台後半から更に円高が進めば、燃油サーチャージは値下がりすると予想されます。
しかし、このまま外国為替が150円台後半で推移した場合、更に値上がりする可能性が非常に大きくなります。