フィリピン旅行いつから行ける? 国民向けワクチン接種が始まるも、コミュニティ隔離措置は延長へ。 夜間外出禁止措置も継続中。
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新型コロナウィルス関連及びフィリピン旅行に関する最新ニュースです。
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渡航再開が待ち望まれるフィリピンですが、新型コロナウィルスの影響はまだ深刻な状況です。国民向けのワクチン接種が始まりましたが、供給量で大きく出遅れており感染収束の目途が立っていません。
コミュニティ隔離措置や夜間外出禁止措置は継続中であり、外国人の受け入れ態勢が整うまでにはまだかなりの時間が必要です。しかし、観光再開を望むセブ島やボラカイ島などのリゾート地は、受け入れ再開に向け政府への要望が強まってきています。
ワクチン接種が進む欧米諸国や日本に対してフィリピンの渡航制限が緩和されるのは、早くても今年の年末あたり、遅ければ来年にずれ込むと予想されます。ただし、ビジネス目的の渡航が優先され、観光目的の渡航解禁は来年の春節(旧正月・2022年2月1日が元旦)前後になるのではないでしょうか? 日本からの直行便が就航するセブ島あたりが試験的に渡航再開の口火を切りそうです。また、その頃までには日本の水際対策も緩和され、14日間の自宅待機要請も解除になっていることが期待できます。
(注:あくまでも個人的な予測です。)
以下、フィリピンの現状をお知らせします。
解除の方向が見えないフィリピンのコミュニティ隔離措置
2021年7月1日より有効なコミュニティ隔離措置がフィリピン政府より発令されました。発表内容では、「マニラ首都圏」とブラカン州、リサール州が「いくつかの制限が強化された一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)」。そして、カヴィテ州、ラグナ州が「制限が強化された一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)」となります。セブ州セブ市、ラプラプ市(マクタン島)は「修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置(MGCQ)」となります。現在フィリピンでは以前のGCQやMGCQなどのコミュニティ隔離措置に加え、さらに細分化されたコミュニティ隔離措置が発表されており、それぞれの措置内容に注意する必要があります。
コミュニティ隔離措置の詳細についてはこちらを参照してください。
注:<コミュニティ隔離措置>とは、
フィリピン全土で実施している移動・経済制限措置のことで、最も厳格な隔離措置から順に、ECQ(強化されたコミュニティー隔離措置)、MECQ(修正を加えた、強化されたコミュニティー隔離措置)、GCQ(一般的なコミュニティー隔離措置)、MGCQ(修正を加えた、一般的なコミュニティー隔離措置)となります。
公共交通機関の運行状況及び外出に関して
- 「ECQ」「MECQ」下では、公共交通機関の運行は停止されます。必要不可欠な業種以外の企業活動は禁止されます。
- 「GCQ」「MGCQ」下では、必要不可欠な業種以外にも許可業種は広がりますが、人数制限や業務制限があります。電車・バス・タクシー・グラブ・ジプニー・トライシクルなどの交通機関も人数制限のもと運行が認められています。
- 「GCQ」「MGCQ」エリアでは、14歳以下と65歳以上は外出禁止となっています。
- 異なるコミュニティ隔離エリアを移動する場合、地方自治体により72時間以内のPCR陰性証明書が必要になる場合があります。
- フィリピン全土にて、自宅以外ではフェイスマスクとフェイスシールドの併用着用が義務付けられています。また、ソーシャルディスタンスのガイドラインに従う必要があります。違反者は逮捕・罰金の対象となります。
夜間外出禁止措置
主要都市では、一部の仕事に従事する「許可された人」を除き、夜間外出禁止措置が継続中です。昼夜問わず外出禁止措置に違反した場合は、逮捕並びに外国人は強制送還になる場合があります。また、フィリピンでは地方自治体主導で外出禁止時間を条例指定することができるので、コミュニティ隔離措置を問わずに各自治体により外出禁止時間が異なる場合があります。- メトロマニラ: 深夜0時から翌朝4時まで
- セブ州ラプラプ市: 夜22時から翌朝5時まで
- セブ州セブ市: 夜23時から翌朝5時まで
フィリピンのワクチン接種状況
フィリピン全土で高齢者を優先したワクチン接種が始まっています。市民に無料ワクチンの接種を開始した地方自治体があります。セブ市・ラプラプ市では18歳以上を対象に全市民に無料のワクチン接種が始まりました。現在フィリピンで接種されているワクチンは、モデルナ・ファイザー・アストラゼネカ・ジョンソンエンドジョンソン・シノバック・スプートニク・シノファーム・コバックの8種類です。入手可能なワクチンは全て利用する態勢を取っています。フィリピン国内の観光地について
フィリピン各地の観光地は、それぞれのコミュニティ隔離措置レベルにより対応はまちまちですが、フィリピン観光省を中心に再開が進み始めました。現在は外国人の入国が禁止されているため、フィリピン在住者を中心としたものになっていますが、セブ島・ボラカイ島・エルニドなどの有名リゾートは規制を緩和し、国内観光客の受け入れを徐々に進めています。
現在フィリピンでは厳格な隔離措置を継続しながらワクチン接種を拡大させる政策を行いつつあります。経済の活性化よりも、まずは感染拡大を抑える方針を貫いています。ドゥテルテ大統領は「ワクチン接種を拒む者は投獄する!」とまで言い切って、ワクチンの普及政策を拡大させています。
潤沢にワクチンが出回り、新型コロナウィルスが鎮静化するまで、まだまだ時間が必要です。